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基本に戻りピント合わせ
カメラの基本に戻ってみましょう。
今回はピント合わせについてです。
水中写真の命とも言えるのがこのピントになります。
ボヤッとした写真になったりここに合わせたいと思っても違うところにあってしまったりすることがあると思います。
これが完全にピントずれです。
そんな悩みがある方に少しでも解決できる方法をお伝えできたらと思います。
まず大前提に陸と違って水中は光が吸収されるので水深5メートルも潜れば同じ状況ではないと理解しておくことが大切です!!
半押し
ピントを合わせるために必ずやらなければいけないことは半押しです。 この半押しがなかなか難しかったりします。 機種によって感覚も違いますし、グローブなどつけているとさらに感覚が変わるのでまず自分のカメラの状態を知ることが大切です。
文字通り半分押すと画面上に緑の枠が出てきます。そこが、ピントが合った場所になります。
水中マクロモードでは真ん中に枠が出るはずです。
半押しをしても合わせたいものになかなか合わないこともあります。
そんなときに考えられる原因は
1, 近寄りすぎている
2, 暗い
3, 自分か被写体が動いてしまっている
ことが多い原因です。
解決方法をいくつかお伝えしたいと思います。
1, 近寄りすぎている
TGについている顕微鏡モードでしたらいくらよってもピントを合わせる機能があるのでいいのですが違うモードを使っていると話が変わります。
どのカメラにも最短撮影距離というのが決まっています。 レンズの先から被写体までの距離の事です。
まず陸上で自分のカメラがどこまで寄れるのか調べましょう。
その距離を覚えないと水中で大きく映したいがあまりどんどん寄ってしまいますので気をつけましょう。
特に臆病な魚はすぐに引っ込んでしまいますよ。
2、暗さ
水中は最初にお伝えした通り暗いです。
カメラは明るい所と暗い所のコントラストでピントを合わせる所を探します。
水中ライトなどで照らしてあげると合わせやすくなります。最初は動かない生物でやってみましょう。
動く魚などではむずかしいです。
3、動いてしまう
これは基本姿勢でも触れましたがまずは水底にどしっと構えることが重要です。
ふわふわしている状態ではピントどころではありません。 それでも動いてしまうようでしたらカメラを岩などにのせたり、肘を使って三脚のようにしたりします。
そうすることで安定がはかれますよ。
動いてしまったことで中央で合わせたピントが右の方に有ってしまっています。
上記の事が全てうまくいくと
こんな写真になります。
細かくお伝えすることは他にもありますのでフォトツアーなどでお悩みをご相談していただけたら解決するかもしれませんよ。
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