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脱・ブランクダイバー スキルチェック11~15
フィンがうまく扱えずキックのフォームが正しくないと、キックしても思っているように進まず行動範囲が狭く、
キックの回数は増えて、呼吸が荒れて、エア消費も早くなり、かなりの体力消耗につながります。
フィンキック の重要ポイントは2つです。
1つ目は、正しいフォームでフィンキック できているかです。
2つ目は、使っているフィンの素材や長さが自分の脚力、体系にあっているかです。
2つ目についてですが、ギアチェンジが付いている自転車に似ています。
自分の脚力に合っているギアでこぐから省エネで快適に進むことができます。
フィンの素材、硬い・柔らかい、重い・軽いがギアと同じです。
脚力が弱い人が素材の重くて硬いフィンを使うと、どれだけフォームができていても
しっかりと下まで蹴り込めないので、思っている以上に進みません。
逆に脚力が強い人が素材の柔らかくて、軽いフィンを使うと、蹴っている以上に進まないということになります。
フィンキックは、上手く水をとらえて蹴れるようになると、キックの回数が少なくても移動距離を長くとれます。
前を泳いでいるインストラクターのキックの回数に合わせてみても良いでしょう。
いかに少ないキックで楽に長い距離を移動できるかです。
自分でフィンキックは見れないので、意識して練習することが重要です。
エア消費量が多くて困っている方もいるのではないでしょうか。
周りのダイバーより減るスピードが速いと自分のペースでダイビングすることになるため、
水中にいる時間が短くなり迷惑をかけるのではないかと思ってしまいますよね。
しかし、残念ながら明日からこうすれば、エア消費量を減らせるという方法はありません。
中性浮力、フィンキックなど水中の複合的なスキルが上達していけば、無駄な動きも少なくなり、
無駄な空気を使うこともなくなります。
そのため、エア消費量がある程度のところまで、減ってきます。これもまた上達していることが数字で実感できます。
みなさんのエア消費はいかかですか?
ロープを一切掴まず、フィンキックにも頼りきらずに、潜降浮上することをフリー潜降浮上といいます。
フリー潜降・浮上ができるようになると、さらにダイビングに余裕がでてきます。
このスキルを習得していると、国内・海外リゾートに多いダイビングスタイル、ドリフトダイビングのポイントでは、
素早くエントリー潜降することを求められることも多々あります。
浮上の時のよくダイバーがやってる練習としては、安全停止中ロープを掴まずに中性浮力で停止することです。
はじめはこれが中々難しくて、沈んでいくか、浮いていくかになります。
安全停止中の5分間、集中して練習してみましょう。
ダイビングするエリアによって、船の種類も異なります。
伊豆や千葉などは漁船が多く、沖縄などリゾート地ではダイビング専用のクルーザーもあります。
船のタイプによって、エントリー方法や船上のルールも変わります。潜る前に心に余裕がないとダイビングは楽しめませんし、トラブルのタネになります。
特にボートダイビングで重要なことはエントリーとエキジットがどれだけスムーズに行えるかです。
エントリー方法は2種類です。
バックロールエントリー
ジャイアントストライドエントリー
エキジットも波や流れが発生しているときに、素早くフィンを脱いでスムーズにラダーを上がれるかです。
リゾートでダイビングしたい場合は、特にボートダイビングに慣れておく必要があります。
伊豆、三浦、千葉でのダイビングはドライスーツの使用が1年の大半をしめます。
BCDジャケットの操作も同じですが、初心者ダイバーは特にドライスーツの排気が苦手です。
うまく空気を抜くことが出来きないと、1人で浮上していったり、足に空気がたまり過ぎて膨張し、
足から吹き上げて浮上して行きます。
それに恐れて、空気をあまり入れないでダイビングをしてしまい、体中スクイズであざだらけになったりと、
ドライスーツの扱いに翻弄された経験はないでしょうか。
確実に排気ができる体勢を身に付けましょう。
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