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中性浮力コツ2.呼吸を意識的にコントロールする
中性浮力を作り出す方法は、
大きく息を吸う(肺を膨らませる)
↓
2秒ほどとめる
↓
体が浮かない
↓
BCDに空気を入れる
↓
大きく息を吸う(肺を膨らませる)
これがワンセットです。
大きく息を吸って、2秒ほどとめると体が浮いてくるまで繰り返します。
体が浮き始めたら、次は息を長めにはくと体は沈んでいきます。呼吸で上下する状態です。
次に、吸ったからといってすぐに体が浮いてくるわけではなく、1~2秒くらいタイムラグがあります。
このタイムラグが重要で、感覚を体で覚える必要があります。
最初なかなか中性浮力の感覚をつかむことがが難しい理由は、呼吸がコントローラーだからです。
吸いたいときに吸って、吐きたいときに吐いて、吸いたいだけ吸って吐きたいだけ吐いても
中層にとどまることができません。
中層にとまるための呼吸をコントロールする必要があります。
最初のほうは、どうしても無意識に吸い気味の呼吸になることが多いので、
体が徐々に浮いていってしまいます。
ダイビングに適した呼吸とは?
1分間に10~12回の呼吸です。
ゆっくりすするように息を吸い、1~2秒とめて、ゆっくりと長めに吐くという呼吸です。
陸上の呼吸よりも少し遅いペースです。
パターン1.吸うことを意識した呼吸
水深を少し上げたいときに、フィンキックの前に浮き出すきっかけとして、息を大きく吸います。
体が浮き始めたら普通の呼吸に切り替え、さらに浮きたいときは短めに吐き大きく吸う呼吸を繰り返します。
パターン2.吐くことを意識した呼吸
身体が浮きそうと感じたら、大きく息を吐いて1〜2秒くらい止めます。身体が沈み始めたら普通の呼吸に切り替え、
まだ浮きそうだったら、吐いている時間を長めにします。
吸うことを意識することは本能的にも難しくはないのですが、吐くことを意識する呼吸を
どれだけ自分でコントロールできるようになるかが重要です。吸いたい時に吸って、吐きたい時に吐いても
中性浮力はコントロールできません。長めに吐いて少し止める呼吸法を意識してみましょう。
エア消費が速い人の呼吸
水中での無駄な動きも増え、運動量が多いこともあり、息が上がったような呼吸になります。
大きく速く深呼吸を繰り返している状態で、吸ってすぐ吐いて吸ってすぐ吐いてという呼吸です。
息苦しさを感じたり、過呼吸からパニックになる可能性もあります。
吸ってから吐くときの切り替え時は、1〜2秒くらい止める方が息苦しさもなく安定した呼吸ができます。
エア消費が速い人はまず、この呼吸法を意識してできるようになりましょう。
⇒⇒ 中性浮力コツ3.体に合っているBCDジャケットを使う
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