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脱・ブランクダイバー スキルチェック6~10
BCDやドライスーツの吸排気操作、呼吸のトリミングを使って中性浮力を作り出します。
浮力コントロールが感覚で身に付いているかどうかが重要です。
浮力コントロールは経験を増やして、感覚で覚えていくしか方法はありません。
水深が深くなっていくにつれて、圧力が高くなるためBCDやドライスーツに浮力を補い、
浅くなっていくと逆に排出します。
この吸排気のタイミングと量が最初うまく調節できません。
これが考えずにできるようになっていれば、中性浮力をかなりマスターできています。
浮上するときはダイビングを終了する時なので、やや安心感があったり、気が抜けるタイミングでもあります。
浮上時は油断すると急浮上につながります。
急浮上が起こってしまう原因は何でしょうか?
・何らかトラブルに合い、パニックになった時
・誤操作で吸気ボタンを長押ししてしまった時
・浮上中にBCDやドライスーツから排気が上手くできない時
・安全停止中の浮力コントロールがうまくできない時
などが考えられます。
どれか当てはまるものはありましたか?
急浮上は直接的に予防する方法はなく、その前にある原因を予防・対処できるようになることが必要です。
ダイブコンピューターはログブックのデータを書くためにつけているわけではありません。
深度に応じてノンストップ時間(安全に潜れる最大の時間)を計算し表示してくれる優れものです。
残圧計と一緒にこまめに確認する必要があります。
ダイビングはエアの管理と窒素の管理、両方とも重要です。
定期的確認と、見るべきところをしっかりと理解しておきましょう。
普段陸上で残りの空気の量を確認することがないため、
まず水中で定期的に確認する習慣をつける必要があります。
自分の残圧は確認できている人は多くいるでしょう。
しかし、バディの残圧まで確認把握できているでしょうか?
自分とバディの残圧を比べて、少ないほうが2人の残圧だと安全上認識するものです。
意外とこれが習慣になっているダイバーは少ないです。
自分から率先して、バディの残圧も確認する習慣を付けましょう。
陸上でエントリー前に、しっかりとバディチェックできていますか?
バディチェック項目覚えていますか?
おさらいしてみましょう。
チェック項目:DWBAFM
D…ドライスーツ
ファスナーが完全に閉まっているか
首のシール部分が内側にしっかり入っているか
W…ウエイト
適性ウエイトか
ウエイトの配置が左右対称か
B…BCD
シリンダーベルトが緩んでいないか
インフレーターホースがしっかりついているか
A…エアー
残圧が満タン入っているか
F…フィン
エントリー前にフィンのストラップが緩んでいないか
M…マスク
ストラップがねじれていないか
スカート部分が内側に入り込んでいないか
潜る前に大半のトラブルになりうる要素は対処できます。
しっかりと陸上でバディチェックを行いましょう。
ダイビングはバディダイビングが基本です。
1回のダイビング中にどれくらいバディのことを確認していますか?
目の前の魚達や景色、カメラの画面に夢中になりすぎていませんか。
自分自身のことだけではなく、バディが困っていたらこちらから気づき、手助けできる。
それは、余裕が出てきた証拠です。
水陸ともにバディダイビングを意識しましょう。
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