ブランクのある方・初心者大歓迎。
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REPORT ダイビングツアー報告
伊豆にさんご礁を。
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送り出す前に最後のお掃除。元気にねーって思いながら
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岩盤やブロックへ固着させるための準備です
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準備完了!今までの全ての参加者の気持ちが詰まってます
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もちろんご飯も楽しみます( ・∇・)
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記念トロフィー笑
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すごく立派に育ったんですよ
こんにちは、幸成です!
この度も行って参りました、プロジェクト「伊豆にさんご礁を」!
徐々に減りつつあるサンゴを、人工的な植樹を行う事で再生・維持しようというダイバーにしか出来ない試みです。
今回は約2年かけて育てた我が子達をついに植樹場から離して、水中に沈めたブロックや元からある岩盤へ固着させていく、というすごく重要な過程です。
サンゴは硬い岩盤などの土台にしっかりと自分で根を張らないと、だんだんと砂に埋もれて死んでしまうんです。
しかし自然に根を張るまでに2ヶ月ほどかかることが今までの観察でわかっているのですが、それだけの期間海の中で動かず同じ場所にいてくれる事はまずあり得ません。
時化などの影響で水が大きく動けばサンゴも転がっていってしまいます。
そこで今回取った方法は、水中ボンドを使用して根を張るまでの期間、人工的に押さえつけてあげるという手法です。
元はボールペンぐらいだったサンゴ達も、今ではキャベツ程の大きさまで育ちました。
あとは自然へと送り出すだけ!
今回は泊まりのツアーで時間的余裕もあるはずだったのですが、2日目は海が荒れて潜れなくなる可能性が出てきました。
これはまずい、と参加者の皆様が頑張ってくれたお陰で初日に3本潜り作業を進めていきます。
しかし最後の1番重要な過程、ボンドを使っての固着を行う時に問題発生!
水中ボンドは最初ねんどのようにグニャグニャしていて手で形を変える事が出来ます。硬化するまでにそれなりの時間がかかることは過去の使用でもわかっていた、、、つもりでした。
ところがいざサンゴを植樹場から外して、あとはくっつけるだけ!となった時に。
もうボンドがカチコチ!!固まっちゃってる!
予想外の出来事に皆思考停止しましたね笑
仕方ないので今回はバリケードを作り一時的にサンゴをそこで保護する事にしました。
翌日は海が荒れる事もあり、水中ボンドがすぐ入手も出来ず、今回はここまで。
誰もやった事が無い事だからこそ、先が読めず計画通りにいかない事もあるんですね。
一時保護中のサンゴ達はあまり長い事今の状態で放置は出来ないので、時間を見つけて僕の方でなんとかしようと思っています。
2日目は頭を切り替えて思い切り楽しくファンダイブ!!同行してくれていたイサオさんによるイサオSP開催!楽しく遊んできました。
残圧ピタリ当てゲームで見事1番外したO前さんには記念トロフィー(固まったボンド笑)が授与されました!今は玄関前に飾ってあるそうです!笑
自然と向き合い、語らい、人が崩したものを人の手でまた戻していく。
気の遠くなるような作業かもしれません。でもこれは、ダイバーである皆様にしか出来ない素晴らしい取り組みになると僕は信じています。
次の時代に美しい海を残すために。
これからもダイブファクトリーの戦いは続くッ!
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